都筑低山トレイルVol2

前回久しぶりのトレッキングで横浜都築低山トレイルを紹介したが、今回は前回未登頂の都筑区三大富士の残り二つ、山田富士と池辺富士を巡ろう。

今回のスタートも前回と同様に徳生公園から遊歩道「くさぶえのみち」を辿るコースだが、前回とは逆方向に北山田方面へと隧道を潜った左手上に、小高い丘が見えてくる。入口に注意して砂利の階段を登っていくと、突然開ける円錐形の山。こちらが山田富士山頂(標高46m)だ。一見古墳のような佇まいだが、れっきとした富士。隣の山田富士公園やすぐ傍の横浜国際プールは残念ながら林に隠れて見えないが、南側は遠くにセンター北の観覧車も望めて、眺めは最高だ。天気が良ければ公園は多くの家族連れや散策の人で賑わっているが、こちらは訪れる人もまばらなので、ある意味のんびりと山頂の景色が楽しめる。麓からの登頂時間も約3分のお手軽富士だ。

さて、次は最後のひとつ池辺富士へと向かおう。こちらへは遊歩道を来た方向に戻り、前回と同様のコースで「くさぶえのみち」「桜の小路」「ささぶねのみち」と辿って都筑ゴミ処理場方面へ向かう。ただ、少し距離的に不安があるのと、同じルートを再度辿るのが嫌であれば、「くさぶえのみち」の途中、中川駅の手前で左手の山崎公園からプール脇を抜けて「やさきのみち」を通り、都筑中央公園裏の「ささぶねのみち」に出るルートもお勧めだ。「ささぶねのみち」に出ればあとは前回同様「青白の煙突」を目印に新横浜元石川線をまたぎ、奥の田園地帯へと進むと畑の中に突如現れた森の塊が不思議な存在感を示している。ここが池辺富士(標高65m)だが、入り口には鳥居が祀られており厳かな雰囲気を醸し出している。鳥居を潜り、藪道を登ると山頂はあっという間だが、そこにはきちんと祠も安置されており、信仰が今も続いているのだろか。ただ、登り路は雑草が生い茂っているので、足元には要注意だ。

路は雑草が生い茂っているので、足元には要注意だ。

2日をかけて無事に都筑区三大富士を完登(?)することができ、満足感もひとしおだ。リハビリも叶ったので、次のトレッキングに向けてこの後あれこれ思案の時をまた、楽しく過ごしたい。

ところで、今回の都筑三大富士だが、もしも足に自信のない方がいれば、いずれも横浜市営地下鉄の「北山田駅」あるいは「都筑ふれあいの丘駅」からも徒歩10分圏内の距離なので、その気になれば半日で完登することも可能だ。これも都筑低山トレイルの魅力の一つだろう。

因みに、車での縦走は池辺富士周辺が農地のため、車両規制で入れないのでご注意を!

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